2009年 12月 02日
福島潟の朝
12月1日撮影

福島潟の夜明け。

時間は6時過ぎ。
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雲は少なく到着したときはまだ空に星が見えていた。

陽が昇ると共にこの潟に身を寄せる鳥たちも活動を始める。

最初に動き出したのは鴨だ。続いて鵜が飛び立った。
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遠くで猟銃の発射音が乾いた音でパーンと聞こえた。
もちろん保護区となっている福島潟で発射されたわけでは無いが、鳥たちに緊張が走る。
ざわついた鳴き声や羽音はその瞬間消えて静寂が広がった。

もっともその静寂は5秒とは続かない。
一羽が「ガ・・」と声を出したのをかわきりに我も我もと一斉に鳴き始める。
先ほどよりも更に賑やかになる。

太陽が山の陰から顔をだすと鳥たちは一斉に飛び立ち始めた。
何百、何千という鴨や白鳥が潟の空を覆い尽くす。
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撮影ポイントから駐車場に戻る途中、ここに営巣しているアオサギに遭遇した。
こいつは警戒心が強く人影を見つけただけで飛び去っていくのだが、今朝はまだ寝ぼけているのかキョトンとしてこっちを見ていた。

「ひょっとして写真撮ってほしいのか?主役を白鳥や鴨に奪われて最近は影がうすいもんな。よし、動くなよ」
カメラを構えてレンズを向けたら飛び立った。
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ひどく痩せているようにも見えるが太ももはずいぶんとたくましいな。
「しっかり冬を越すんだぞ」と声をかけてまた歩き出した。

駐車場の隅にはもうサザンカが咲いている。
朝露に濡れた花びらが綺麗でシャッターを押した。
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福島潟は色んなもので楽しませてくれるカメラマンの楽園でもある。
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by sma5004 | 2009-12-02 12:50 | Comments(6)
Commented by amselchen at 2009-12-02 16:49
とこ丸さん、おひさしぶり。
一枚目のすばらしさ筆舌に尽くしがたい、とはまさにこのことですね。
どうやらフィルム撮影に興味をお持ちのようで大変結構だと思います。なんだかフィルムへの回帰現象が、フィルム時代からのベテラン、あるいはデジタルから入門した人を問わず巻き起こっているような気がします。デジタルのテクノロジー開発競争で一年もたたず新製品がでる、それを追い続けることに嫌気が差した人も多いからでしょう。
わたしもそうです。かといってデジタルを止めるつもりはありません。
とこ丸さんのフィルム撮影突入を待ってます♪
Commented by sma5004 at 2009-12-02 18:11
amselchenさん、こんばんは。

この世界は恐ろしい世界ですね。(^^; コンデジで何も考えずに撮影していてデジイチに乗り換えたら画像の質の違いに感動してたのに、更なる深みがあるなんて。。。
今は経済的な問題もありフィルムにまでは手を伸ばせませんが、将来の楽しみにその世界はとっておきたいと思います。

それ以前にもちっと写真の腕を磨けって声が聞こえてきそうですけど。(^^;;
Commented by Terumasa at 2009-12-02 23:35 x
こんばんは
朝もやの風景、素晴らしいですね。
もやの雰囲気がなんか冬っぽくなってきた感じがします。
3枚目みたいな動きを感じる写真も好きですね。
Commented by sma5004 at 2009-12-03 08:14
Terumasaさん、こんにちは。

ここ福島潟はこの時期ならかなりの確率で朝靄に遭遇できます。電線が映り込まない広大な景色、ハクチョウや鴨といった被写体も沢山いますからカメラマンに人気なんですね。きっと。
雪が降るとそれはそれでまた素晴らしい景色が。。あと足りないのは自分の腕だけなんです。(^^;
Commented by kame3z at 2009-12-06 18:51
凄い ! 幻想的な風景・描写ですね ! 私もこんな風景を撮ってみたいです。
仕事が一段落したら、車で北海道に撮影旅行に行くのが夢です。
丹頂を撮ってみたいです。
Commented by sma5004 at 2009-12-07 09:01
フォトンさん、こんにちは。

いいですね〜、北海道の撮影旅行。
私もリタイヤして時間がたっぷり取れるようになったらそんな撮影旅行に出かけてみたいと思ってます。
丹頂鶴か〜。昔、テレビドラマで「池中玄太80キロ」ってのがありましたよね。カメラマンの主人公が奥さんとの思い出に浸る際によく丹頂鶴が出ていたのを思い出しました。
でも、あの丹頂鶴が出てきたのは雪景色だったような。。ブルブル!北海道の冬に耐えられるか自信ないっす。(^^;


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