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2012年 07月 19日
Adobe LightroomとOLYMPUS Viewer 2ってどうよ?
私は普段、Lightroomを使用して現像作業をおこなっている。タダで付属してくるOLYMPUSのOLYMPUS Viewer 2というものがあるにも関わらずなぜLightroomを買ってまで使用するのか?
それはレスポンスの違いだ。

体感的にはレスポンスの違いを「かなり違う」と思っていたが、今回は実際にRAWデータ39枚をまとめて現像したときのタイムを計ってみた。

OLYMPUS Viewer 2 ---------   6分40秒
Lightroom      ---------   2分20秒

約3倍のタイム差がついた。

普段はこのようにまとめて現像処理をおこなうことはない。
例えば100枚撮影したのであればまずは画面で確認する。ピントはあっているか?構図はどうか?現像に値する写真か?と自分フィルターにかけると大体1/10くらいに絞られる。
その10枚を1枚ずつトリミングしたり露光量を調整したりしながら現像するのだ。

そういった際に画像を拡大したりすることはよくあるのだが、ここでもレスポンスに差が出た。
拡大ボタンを押して画面がリロードされキレイに表示されるまでの時間だ。

OLYMPUS Viewer 2 ---------   10秒〜13秒
Lightroom      ---------   3秒〜5秒

ここでも約3倍の差がでた。

1回の差は7秒ほどでも現像するべきか判断するのに1枚につき1回拡大するとしたら100枚では700秒の差になってしまう。積もり積もって大きなストレスになるのだ。

実際に時間を計測することでレスポンスの違いを客観的に再確認できたわけだが、それでは書き出される画像の品質はどうなのかこれも比較してみた。

Adobe LightroomとOLYMPUS Viewer 2ってどうよ?_c0197824_14361961.jpg

Adobe LightroomとOLYMPUS Viewer 2ってどうよ?_c0197824_14372288.jpg



上がOLYMPUS Viewer 2で下がLightroomだ。
両方とも72dpiの横幅1000pixの大きさに変更してある。露光量の調整などいっさいおこなっていない。

これを見る限りOLYMPUS Viewer 2の方が色鮮やかなことがわかる。
ただ、その差はわずかでこれはそれぞれのソフトウェアが基準とする設定の差であるように思える。

次ぎにピクセル等倍の画像を張っておく。

Adobe LightroomとOLYMPUS Viewer 2ってどうよ?_c0197824_1318554.jpg

Adobe LightroomとOLYMPUS Viewer 2ってどうよ?_c0197824_131846100.jpg



同じく上がOLYMPUS Viewer 2で下がLightroomだ。
見る人が見れば違いに気がつくのかもしれないが、残念ながら私には決定的な違いを見つけられない。

ところで今回この実験をおこなって一つ気がついたことがある。
それはカメラ側で撮影の際に仕上がりを「i-FINISH」にしてあるとOLYMPUS Viewer 2では現像の時に自動的に「i-FINISH」が適用されていることだ。

Adobe LightroomとOLYMPUS Viewer 2ってどうよ?_c0197824_131907.jpg

Adobe LightroomとOLYMPUS Viewer 2ってどうよ?_c0197824_1319363.jpg



他のVivitやアートフィルターでの検証はおこなっていないがおそらく同じように適用されるのでは?と思うが、どなたか確かめられた方がいらっしゃったらコメントをお願いしたい。

最後にLightroomで現像の際に露光を少し落とし彩度を少し上げ、周辺減光を掛けて最後にPhotoshopでアンシャープマスクを35%ほどかけたものを張っておく。

Adobe LightroomとOLYMPUS Viewer 2ってどうよ?_c0197824_1319692.jpg



どちらが優れているかの判断は各自にお任せするとして、私は使い慣れたLightroomを手放すことは出来ないな〜。

by sma5004 | 2012-07-19 18:17 | 実験


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